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2014年度08月号

ミュージカル by M.K

 5月の第二金、土、日曜日はFootlooseという映画のミュージカルの本番だった。最初の1月のミーティングに比べ、ここまで皆仲が深まるとは思ってもいなかった。実際、最初はミュージカルをやろうか本気で悩んでいた。パートをもらえず、それなら陸上の方がやりたかった。だが、とりあえず欲張ってやってみようと思い、陸上を優先させて両立することにした。その為最初の頃は、正直練習が楽しいとはあまり思えなかった。それに知っている人もあまりいなかった。だが、それなりに必死ではいた。 いつの頃からか、そしていつの間にか、私にとってFootlooseのメンバーが家族のようになっていた。本当に、何が起こるかわからない。そんな事全くもって予想不可だった。きっと、ただ運が良くて良い人達に出会えただけだと思う。迷ったとき、やって良かったと本気で思う。留学においてやれることは欲張ってでも何でもやるのが大切だ(笑)
 本番は3日間に及んだ。早速初演前から、監督(先生)の涙ながらの話に、多くが1時間のメイクを台無しにした。皆、同じ何かを共有しているのを感じ、居ても立っても居られなかった。私の学校のミュージカル部(?笑)の伝統的なものとして、ネックレースを渡すというのがある。初演の1時間前に、皆で輪になり、監督、ピアノ奏者、振付師がそれぞれネックレースを手に持ち、何かしらの思いを持った人にそれを渡す。ネックレースを受け取った3人は、次回公演の1時間前にまた輪を作った時、誰かにそれを渡さなければいけない。もちろん、なぜその人を選んだかや、劇についてのちょっとしたスピーチもする。前にも言ったように、本当に何が起こるかわからない。私はまさかの2日目の夜にネックレースを受け取った。泣きそうだった。受け取った時にその子としたハグは一生忘れない。忘れられない。最終日の朝、仲のいい子達数人と、恒例だというbrunch(breakfastとlunchの混ぜ語)を地元のレストランで食べた。それからその中の1人の家に行ってトランポリンをしたり話したり、色々盛り上がってからの最終公演を迎えた。つい4ヶ月前まで互いに全く知らなかったのに、こんなに仲良くなれるなんて、何とも不思議だった。そして私はネックレースをもらったので、最終公演前のスピーチの機会を得た。自分がどれだけ良い経験をしたか、思い出を伝えられる機会を頂けて、とても感謝している。私のスピーチで泣いていた人もいて、我ながらこれは良かったのではないかと思った(笑)本番前は、これで最後かと思うと虚しく、ここまで良い経験ができたのかと思うと嬉しかった。そして9時に公演終了。それからキャストパーティを11時までした。そこで、ケーキを顔にぶつけられるという予想外の初体験をアメリカでした(笑)パーティが終ってからは、とにかくもう寂しかった。これから練習がないのかあと思うと、やはり寂しかった。日本に帰って、Footlooseの曲を聴くたびに、この時の思い出に浸るのだろうなと思う。

留学生活を振り返って成果と反省、まとめ by G.M

 留学を終え、日本に帰国してから早いもので三週間が経とうとしている。毎日がまたアメリカとは正反対の生活に戻り、アメリカに行って間もないころのような感じに似ている。
 日本の家族や友達に久しぶりに会ったり、当たり前のように日本語を使ったりして、毎日せわしない日々を送っているが、ふとアメリカのホストファミリーや友達が恋しくなる時がある。
 今回の留学を終えて、行く前に考えていたよりもはるかに多くのことを吸収できたと思っている。もちろん楽しいことばかりではなく、苦労したことや大変だったことなどもあったが、いろいろな意味で今の自分、また将来の自分に大きな影響を与えるに違いないだろう。悩んだ分だけ、精神的にも一回りも二回りも大きくなれた気がする。また、高校生という比較的早いうちに留学に行けたこともラッキーだったと思う。初めての海外での生活だった毎日が新鮮でとても楽しかった。また機会があれば、ぜひ留学をしたいと思う。
 この留学は人生の中の一つのターニングポイントになったと確信している。これからの人生、まだまだどうなるか分からないが、辛くなった時や、何か壁にぶつかったときは、今回の経験を活かして乗り越えていきたいと思う。またこの場をお借りして、今まで支えてもらった日本・アメリカの家族、友達、IFのスタッフの方々、IF2013の最高の仲間たちに感謝したいと思う。本当にIFで留学できてよかったと心から思う。
 ありがとうございました。

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