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2021年11月号より

2013年度生 新宮 紗代

(私)筑紫女学園高校からモンタナ州へ留学。


IFの皆様へ

 早速ですが、自己紹介から始めたいと思います。わたしはモンタナ州のThompson Falls という町に行かせていただきました。先日IF宛てにメールを出したことをきっかけに、ここに私の文章を書かせていただくことになりました。
 まずはモンタナでの生活から。町は2000-3000人ほどの小さな町で信号機も町には無く、わたしの学校には20?人ほどの生徒しか各学年にいませんでした。日本人を見るのは生まれて初めてという人がほぼで、最初はスーパーにいくだけでも、いろいろな人に声をかけられ(ホストマザーがしかもみんなにフレンドリー)注目がすごかったのを覚えています。会話はもちろん最初はうまくいかず、学校でのランチ30分を2時間ぐらいに感じ、毎日”ばり長すぎやろ”と思いながら過ごしていました。11月のThanksgivingの頃から少しずつ英語のみの生活に慣れ、友達も増えていったという感じだったと思います。それからは卒業の5月まで突っ走りました。
 IF留学がおわると、私は実家に一旦帰り、半年後にボストンのCommunity College (短大)に進学のためひっこしました。Newbury College に編入しHotel & Restaurant management のBSを取得し、ボストンに残りLiberty Hotel でフロントしながらまあこの先を考えようと思っていたのですが、大学で尊敬していた先生が、”私が、今までの人生で一番後悔していることは大学院に行かず、勉強をやめたこと” と話していたことが心に響き、MBA進学を決心し、Suffolk University に2019年に通いはじめ、2021年1月にMBA取得・卒業しました。ちなみにこの先生は毎回クラスに違うヒール、おしゃれな格好で学校にくる先生で私の中で、将来毎日こんなおしゃれな色々な服が着れるくらい仕事頑張りたいと思っていたので、先生のもっと学校で勉強すればよかったという言葉は驚きでした。なので、特に私の心に響いたのだと思います。
 学校卒業後、パンデミック中ということもあり、就職活動はアメリカでも大変で、100社受け7社電話で一次面接、3社2次まで行くかな程度で、何度ももう、福岡に帰ろうかなと思うことがたくさんありました。母からは”17歳から日本語使ってない礼儀を知らんあんたが帰ってきても仕事ないわ!”と厳しい言葉を言われ、MBAの学校の一環である会社にインタビューしに行くことが2019年にあり、よし、ここに仕事があるか聞いてみようとメールを出し、幸運にもとんとん拍子でそこからはマーケティングのオファーを受けやっとのことで5月に就職が決まりました。
 現在IF留学で頑張っておられる皆さん、ありがとうやおはようの挨拶の言葉は大事です。ホストファミリー、学校の友達や先生に助けてもらうことが山のようにあるとおもいますが、感謝の気持ちを伝えるのを忘れずに過ごしてほしいと思います。それから、今はコロナでIFツアーが存在しているのかわかりませんが、もしチャンスがあればぜひ行ってほしいと思います。この旅行はほかの州で頑張っているIF生と再会でき、自分のモチベーションをアップさせ、5月まで頑張ることのできる最高の機会です。(言葉は悪いですが、”なんだ、○○の生活の方がめっちゃ大変やん”と誰もがお互いに思って帰れる旅行です。)
 IF中に出会った友人たちやホストファミリーとの繋がりもかけがえのない存在になると思うので、帰って来た後も、できるだけ連絡を取り続けてその出会いも大切にしてほしいです。自分の個性を尊重してぜひ10か月頑張ってください。帰って来る頃には、びっくりするほど強くなって人間として大きく成長できていると思います!自分の日本の家族にもありがとうと伝えてくださいね!!
 現在も、そのMassRobotics というボストンの会社で引き続きマーケティングとして働いています。今年で、私は26歳になり最近はIFのあの経験があったから自分はここまで何とかどうにかやってこれたなと思うことがたくさんあり、IFに連絡させていただきました。この文章を書くことによって一人でも多くの生徒の方たちを応援できたらなと思います。
 長くなりましたが最後まで読んでくださった方々ありがとうございました。そして、IFの皆様このような機会を設けていただきありがとうございました。

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