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2022年11月号より

IF日本事務局長(1990年度生) 杉山 尚子

はじめの一歩

 全世界で新型コロナウィルスの流行が始まって3年目の夏となる今年も、2022年度生7名が期待と不安に胸を膨らませながら、無事アメリカに飛び立ちました。全員からマンスリーレポートが届き、こうして初めてのNEWSLETTERをお届けできることを、とても嬉しく思っています。2022年度生の皆さんは、生まれて初めて親元を離れ、赤の他人の人たちと生活を共にすることの苦労と、ずっと夢みた留学生活の楽しさを実感し始めたところでしょうか。
 2022年度生の最初の奮闘ぶりを楽しく読ませていただきながら、自分のIF留学が始まったばかりの頃のことを少し思い出しました。登校初日、先生や友達の英語がわからず発言もできない、一人では何もできないことを思い知って落ち込んでいた時に、初めて親不知が生えました。あちらで初めて調べた単語は「親不知:Wisdom teeth」。親元を離れたとたんに親不知が生え始めて驚いたこと、近くに医者もいないほど田舎で、自分の英語力に自信がなくきちんと説明できているか不安だったこと、それでも自分で決めた留学であり、自分がしっかりしないと周りに余計な迷惑と心配をかけるのだと改めて自覚を持てたこと、ホストファミリーとの会話を、親不知のことから日本と北米の文化の違いについてにまで発展させることができたこと。自分に少しだけ自信が持て、これからがんばろうと思えた瞬間でした。
 2022年度生の皆さん、アメリカで現地の人たちと生活することで見えてくるもの、知ることができることにこれからもたくさん出会うでしょう。すべてを自分の血肉にして成長できるよう、目と心をいつも開いて何事にもポジティブに立ち向かってください。今年は、アメリカ中間選挙の年。ステイ先の状況によって、見るもの感じるものも変わってくるかもしれません。初めての感謝祭、クリスマスなど、アメリカならではの行事も目白押し。これからも元気に楽しんでください。日本のご家族の皆様も私たちスタッフも、皆さんの成長をいつもたのしみにしながら、応援しています。
 

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